人は1日に約3万5000回の決断をしている。
コーネル大学の研究によると、そのうち食事に関する決断だけで200回以上。
朝ごはんは何を食べよう。この服を着ていこうか。傘は必要かな。このメールにどう返信しよう。
1つひとつは小さくても、積み重なると脳は消耗する。これが**「決断疲れ」**。
このデータが意味すること
決断には脳のエネルギーが必要。
エネルギーには限りがある。朝は満タンでも、決断するたびに減っていく。
夕方になると判断力が鈍るのは、このため。
「夜に衝動買いしやすい」「夜にジャンクフードを食べたくなる」のも、決断疲れが原因。
関連するデータ
決断疲れは、様々な場面で確認されている。
- 裁判官の研究: 午前中は仮釈放を認める率が65%。昼食後は再び上がるが、夕方には10%まで下がる
- 買い物の研究: 選択肢が多すぎると、人は決断を避けるか、後で後悔しやすい選択をする
- 意志力の研究: 自己コントロールに使えるエネルギーは有限。使い果たすと誘惑に弱くなる
だから、決断を減らすべき
重要なのは「頑張って決断する」ことじゃない。
決断の回数そのものを減らすこと。
具体的なアクション
1. ルーティンを作る
毎日同じ順序で同じことをする。
スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていたのは有名な話。服を選ぶ決断を減らすため。
朝のルーティン、仕事の手順、夜の過ごし方。決めておけば、毎回考えなくていい。
2. 選択肢を減らす
「どれにしようか」と迷う場面を減らす。
- 服は着回しパターンを決めておく
- 昼食は3パターンからローテーション
- 仕事の優先順位は朝に決めておく
- 日用品は定番を決めて買う
3. 重要な決断は朝にする
決断力は朝が最も高い。
大事な判断、複雑な仕事は午前中に。ルーティンワークは午後に。
エネルギー配分を意識するだけで、1日の質が変わる。
疲れているのは、怠けているからじゃない。
決断しすぎているから。
決断を減らす工夫が、毎日を楽にしてくれます。