焦りの正体
20代の頃、ずっと焦っていた。
同い年の誰かが起業した。知り合いが本を出した。SNSで見かける人たちが、どんどん「何者か」になっていく。
自分は何者でもない。何も成し遂げていない。このままでいいのか。
「何者かにならなきゃ」という焦りが、いつも心のどこかにあった。
何をやっても満たされない
資格を取ってみた。副業を始めてみた。SNSで発信してみた。
でも、どれも続かなかった。
「これで何者かになれる」と思って始めるけど、すぐに「これじゃない」と感じてやめてしまう。
何かを達成しても、また次の「何者か」を探してしまう。終わりがなかった。
ある日の気づき
ある日、ふと思った。
「何者かになったら、何が変わるんだろう」
肩書きがついたら幸せになれる? 有名になったら満たされる?
たぶん、ならない。
何者かになっても、また次の何かを求めてしまう。今の自分を認められないまま、永遠にゴールを追いかけ続ける。
「普通」でいい
何者かにならなくても、生きていける。
毎日会社に行って、ごはんを食べて、寝る。それだけで、十分すごいことなんじゃないか。
誰かに認められなくても、何かを成し遂げなくても、自分は自分でいていい。
「何者か」を目指すのをやめたら、今の自分を認められるようになった。
今の自分
今でも、すごい人を見ると羨ましくなることはある。
でも、それで自分を否定することはなくなった。
「あの人はあの人、自分は自分」と思える。比べることに意味がないと、心から思えるようになった。
何者かにならなくていい。
普通に生きている自分を、そのまま認めてあげてください。