手帳を買った日
新年。真っ白な手帳を買った。
今年こそは、毎日しっかり書く。予定も振り返りも、きれいに整理する。そう決意して、1月1日から書き始めた。
1日目。丁寧に、1日の出来事を書いた。 2日目。少し疲れていたけど、頑張って書いた。 3日目。飲み会で帰りが遅くなって、書けなかった。
4日目。3日目の空白が気になった。でも、埋めるのも面倒で、結局その日も書けなかった。
5日目以降、手帳は開かれなくなった。
いつものパターン
これは手帳だけの話じゃない。
運動を始めても、1日休んだら終わり。勉強を始めても、完璧にできない日があるとやめてしまう。
「中途半端にやるくらいなら、やらないほうがいい」
そう思っていた。
でも、その結果、何も続かなかった。
転機
ある日、尊敬する先輩と話していて、こう言われた。
「完璧にやろうとするから続かないんだよ。60点でいいから、とにかく続けるほうが大事」
「でも、中途半端なのは嫌なんです」
「じゃあ聞くけど、100点を目指して3日で終わるのと、60点で1年続けるの、どっちが中途半端?」
何も言えなかった。
60点を許可した
その日から、考え方を変えた。
手帳は、一言だけでいい。 運動は、5分だけでいい。 勉強は、1ページだけでいい。
「やらないよりマシ」を合言葉にした。
最初は物足りなかった。こんなんで意味あるのかと思った。
でも、1週間、1ヶ月と続くうちに、気づいた。
「続いている」という事実が、自信になる。
今の自分
今でも完璧主義は顔を出す。
「もっとちゃんとやらなきゃ」という声が聞こえる。
でも、そのたびに思い出す。
100点を目指して0点になるより、60点を積み重ねるほうがいい。
完璧じゃなくていい。続けることのほうが、ずっと価値がある。
もし「ちゃんとやらなきゃ」に縛られているなら。
60点の許可を、自分に出してあげてください。