寝る前のスマホ、本当に悪いのか確かめたくなった
「寝る前のスマホは睡眠に悪い」。何度も聞いた話だ。
わかってはいる。わかってはいるけど、布団に入ってからついダラダラ見てしまう。気づけば30分、悪いと1時間。そして翌朝、なんとなく寝た気がしない。
でも待てよ、と思った。これって本当にスマホのせいなのか? それとも単に「夜更かししてるから眠いだけ」なのか。なんとなくの罪悪感だけで「スマホが悪い」と決めつけているような気もしてきた。
だったら確かめてみよう。寝る前のスマホ時間と、寝つき・翌朝の調子に関係があるのか。1週間だけ、記録してみることにした。
実験のルール
凝ったことをすると続かないので、条件はゆるめに設定した。
- 期間:7日間
- 記録するもの:布団に入ってからスマホを見ていた時間(だいたいでOK)、寝つきの良さ(3段階)、翌朝の調子(3段階)
- 記録のタイミング:翌朝の起床後
- 大事なルール:行動を無理に変えない。いつも通り過ごして、ただ記録する
最後のルールがポイント。「実験のために今夜はスマホ我慢しよう」とやってしまうと、ふだんの自分のデータにならない。あくまで普段通りに過ごして、結果だけ眺める。観察者に徹する。
スマホ時間はスクリーンタイム機能で正確に測ることもできるけど、今回は「体感でだいたい何分」くらいのざっくり記録にした。厳密さより続けやすさを優先。
7日間の結果
正直に書く。7日のうち、記録できたのは6日。1日は寝落ちして翌朝つけ忘れた。
数字を並べるとこうなった。
- スマホ時間が長かった日(40分以上):3日 → 翌朝の調子はすべて「悪い」か「普通」
- スマホ時間が短かった日(15分以下):2日 → どちらも翌朝「良い」
- 中くらいの日:1日 → 「普通」
寝つきについては、思ったほどきれいな差が出なかった。スマホを長く見た日でも、疲れていてすぐ寝た日はあった。寝つきの良さは、スマホよりその日の疲労に左右されている感じだった。
予想外だったのは、スマホの「中身」で翌朝が変わったこと。同じ30分でも、動画やSNSをダラダラ見た日は翌朝どんより。電子書籍を読んでいた日は、不思議とそこまで悪くなかった。時間の長さより、何を見ていたかのほうが効いていそうだった。
やってみてわかったこと
1週間の小さな実験で言い切れることは少ない。それでも、いくつか手応えはあった。
ひとつは、漠然と感じていた「スマホ→翌朝だるい」のつながりが、自分のデータの中では割と本当だったこと。とくに長時間×刺激の強いコンテンツの組み合わせが、翌朝にこたえていた。
もうひとつ、寝つきの悪さはスマホだけのせいじゃなかった。疲労の影響が大きくて、ここを一緒くたに「全部スマホのせい」と思い込んでいたのは反省点。記録してみないと、原因の切り分けはできないものだ。
次に試したいのは、寝る前は動画とSNSだけやめてみるパターン。完全にスマホを断つのはハードルが高いけど、見るものを変えるだけならできそうな気がしている。これも記録しながら確かめてみたい。
数字で見ると、思い込みがほどける
この実験で一番よかったのは、「スマホは悪」という雑な思い込みが、もう少し具体的な理解に変わったことだった。
悪いのはスマホそのものじゃなくて、自分の場合は寝る前の刺激の強いコンテンツだった。そこがわかれば、やめるべきものがはっきりする。全部我慢しなくていいとわかると、気持ちも軽い。
記録といっても、毎朝つけたのは3つの項目を選ぶだけ。コンセキみたいに選択式と数字でサッと残せる仕組みなら、寝起きのぼんやりした頭でも10秒で終わる。文章で日記を書こうとしたら、たぶん3日でやめていた。
寝る前のスマホが気になっているなら、責める前にまず1週間だけ眺めてみるのはどうだろう。
自分のデータで見ると、思っていたのと違う景色が見えることがある。やめるかどうかは、それから決めればいい。
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