「最近、いいことあった?」
そう聞かれて、すぐに答えられない。
でも「最近、嫌なことあった?」と聞かれたら、いくつか思い浮かぶ。
なぜだろう。
人間はネガティブを覚えやすい
これは心理学的に証明されている現象。
「ネガティビティバイアス」と呼ばれる。
悪いことのほうが、良いことより記憶に残りやすい。
生存のために、危険を覚えておく必要があったから、と言われている。
良い日は「普通」になる
良いことがあっても、すぐに慣れてしまう。
美味しいものを食べた、友達と楽しく過ごした、仕事がうまくいった。
その瞬間は嬉しいけど、翌日には「普通」に戻っている。
特別だったはずのことが、当たり前になる。
一方で悪い日は刻まれる
嫌なことがあった日は、なかなか忘れられない。
何度も思い出して、反芻してしまう。
数年前の失敗を、今でも覚えていたりする。
記憶の不公平。
記録は「良い日」を残す
記録することで、この不公平を少し是正できる。
「今日は調子が良かった」と書いておく。
後から見返したとき、「あ、この日は良かったんだ」と思い出せる。
記憶だけに頼ると、良かった日は消えてしまう。でも記録には残る。
振り返りで気づくこと
1ヶ月分の記録を見返してみる。
「思ったより良い日が多い」
そう気づくことがある。
記憶では「最近調子悪い」と思っていたのに、データを見ると半分以上は普通か良い日だった。
記録は、記憶の歪みを補正してくれる。
良い日を意識的に残す
記録するときに、ちょっとした工夫をしてみる。
良かったことがあった日は、一言メモを添える。
「美味しいコーヒーを飲んだ」「友達と話して楽しかった」「仕事が早く終わった」
些細なことでいい。
後から見返したとき、その一言が記憶を呼び起こしてくれる。
まとめ
人間の記憶は、ネガティブに偏りやすい。
良かった日は忘れ、悪かった日は覚えている。
だから記録する。良かった日を残すために。
振り返ったとき、「意外と良い日が多かったな」と気づける。
それだけで、少し心が軽くなる。
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