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趣味が10年続いた人に、こっそり聞いてみた

趣味を10年以上続けている知人に、続く理由と工夫を聞いてみた。特別な意志力があるわけじゃなかった。

習慣化
2026年4月28日·3分で読めます

趣味が続かない話を友人にしたら、「私、写真10年続いてるよ」と言われた。

え、そんなに?

なんか秘訣あるの、と聞いたら「秘訣って言えるほどのことはないけど」と前置きしながら、いろいろ話してくれた。


まず「どういう人」か

友人のMは30代後半の会社員。写真を始めたのは20代半ば、旅先で撮った写真がきっかけ。

最初から続けようと思っていたわけじゃなく、気づいたら10年経っていたらしい。カメラは一眼からミラーレスに変わったけど、続けている。


Q: 10年続く理由って、なんだと思う?

「うーん、目標がないから、じゃないかな」

上達したいとか、プロになりたいとかじゃなくて、ただ撮るのが好きという感じでやってきた。コンテストに出そうとした時期もあったけど、しんどくなってやめた。それ以来、「うまくなること」を目的にしていない。

「目標がないと続かないと思いがちだけど、目標があると目標に届かなかったときに「やめてもいいか」ってなるよね」


Q: サボった時期はなかった?

「めちゃくちゃあった。育休中はほぼ撮ってなかったし、仕事が忙しい時期は2〜3ヶ月触らないこともあった」

でも、やめたとは思っていなかったという。

「カメラがそこにある、という状態を保っていた。捨てなかった、売らなかった。それだけで十分だと思ってた」

手元にある、という状態が「いつでも戻れる」という感覚をつくっているらしい。


Q: 続けるために意識していることってある?

少し考えてから「記録することかな」と言っていた。

写真自体が記録みたいなものだけど、それとは別に「いつどこで何を撮ったか」を簡単につけているらしい。

「見返したときに、ああこのとき撮ってたんだ、ってなるのが好きで。記録がないと、撮ったこと自体忘れちゃうんだよね」

撮ることが目的で、残すことはおまけのつもりだったけど、記録がある方が「続いてる感」があるとのこと。


Q: 続かない人に言えることって何かある?

「続けようとしないこと、じゃないかな」

続けなきゃと思うと義務になる。義務になると、できない日に罪悪感が生まれる。罪悪感が積み重なるとやめたくなる。

「好きなときにやって、やりたくないときはやらない。でも手放さない。それだけでけっこう続くよ」


話して気づいたこと

「続いている人は、続けようとしていない」 という逆説があった。

Mの話を聞いて、自分が趣味を続けられなかった理由が少し見えた気がした。「続けなきゃ」と思いすぎていた。できない日に「また失敗した」と感じていた。

続いている人は、やめた日を「失敗」とカウントしていなかった。ただの「やらなかった日」として、特に気にせず次に進んでいた。

趣味は、サボっていい。手放さなければ、また戻れる。


コンセキで記録をつけると、「やった日」が積み重なっていくのが見える。やれなかった日は空白のまま。それでも記録が続いていれば、自分の趣味は続いている。そう思えるようになる。

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