趣味を「続けよう」と思った瞬間から、なぜかしんどくなる。
不思議なことに、「続ける」という言葉自体がプレッシャーになっている気がする。
続けなきゃ、上達しなきゃ、毎日やらなきゃ。やがて「今日もできなかった」が積み重なって、気づいたら触れなくなっている。
そうじゃなくて、趣味はゆるく関わり続けるものでいい。そのための工夫を、使いやすいものだけ集めた。
「最小ハードル」を決めておく
趣味を続けるうえで一番効くのは、これかもしれない。
「やるなら○分以上」という暗黙のルールを持っていないか。ギターなら30分、ランニングなら3km、料理なら1品ちゃんと作る……。
その基準が高いと、時間やエネルギーがないとき「今日は無理」になる。
最小ハードルを意識して下げる。ギターなら「弦を1回鳴らす」でいい。ランニングなら「着替えてドアを開ける」でいい。本当にそれだけでいい。
最小ハードルを超えたら、あとは気分次第で続ければいい。続かなくても、最小はやった。それが記録になる。
やった記録だけを残す
「やれなかった日」を意識しすぎると、続けるのがしんどくなる。
記録のコツは、やったことだけを記録すること。やれなかった日はそのまま空白でいい。空白が続いていても、記録があった日に注目する。
「今月10回できた」と「今月20日できなかった」は、同じ事実の違う見方。
記録があると、前者の視点に立ちやすくなる。やった回数が積み重なっていくから。
上達より「続けていること」を評価ポイントにする
趣味が続かない大きな原因の一つは、上達を基準にしていること。
上達は目に見えにくい。特に最初の数ヶ月は、努力しているのに変化を感じにくい。そこで「向いていないのかも」となる。
上達の代わりに「続けていること」を評価してみる。
3ヶ月前と比べて、何回やったか。全然うまくなっていなくても、やった回数は確実に増えている。それが積み重なって、あるとき急に変化を感じる瞬間が来る。
続けている自分を評価する。 うまくなっていることより、やめなかったことを。
「飽きたら別のものに移る」を許可する
ひとつの趣味に縛られなくていい。
飽きたら違うことを試す。それも立派な趣味の関わり方。
写真に飽きたら読書、読書に飽きたら料理、料理に飽きたらまた写真。ぐるぐる回っていいし、複数が並行していてもいい。
ただ、戻ってくることが前提なら、その趣味が「どういう状態だったか」を残しておくと戻りやすい。記録があれば「あのとき何をやっていたっけ」がすぐわかる。
やる前より「やった後」に注目する
趣味を始めるとき、「今日はやる気がない」という感覚はよくある。
でも実際にやってみると、やる気がなかった日でも「やってよかった」と思うことが多い。
やる気は「先に来る」ものじゃなくて、「やった後についてくる」もの。
だから「やる気があるときにやる」という発想を少し変える。やる気がなくても最小ハードルだけ超えてみる。そのあとどう感じるか、記録しておく。「やる気ゼロで始めたけど、終わったら悪くなかった」が積み重なると、次のやる気のなさに対する耐性がついてくる。
どれか一つでも使いやすいものがあれば、試してみてほしい。全部やる必要はない。
コンセキは、やった回数や気分を10秒で記録できる。「続けていること」が積み上がる感覚が、ゆるく続けるモチベーションになる。
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