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ボルダリングが続かなかった自分が、記録をつけたら変わったこと

ボルダリング初心者が挫折しがちな理由と、記録をつけることで上達が見えるようになった体験談。ボルダリングジムでの続け方や、記録に残す項目も紹介します。

習慣化
2026年7月5日·3分で読めます

初めてボルダリングジムに行った日、2級の壁にすら手が届かなかった。

隣のレーンでは、常連らしき人がすいすい登っている。同じ壁なのに、自分だけ全然違う競技をしているみたいだった。

3回通って、行かなくなった。

「向いてなかったんだと思う」


ボルダリングが続かない、よくある理由

半年後、別のジムでまた始めてみた。今度は少し続いた。でも、なぜ最初のジムで辞めたのか、理由がわかってきた。

伸びているのかどうかが、自分でわからなかったのだ。

ボルダリングは筋トレと違って、重量やタイムのような単純な数字がない。今日登れた課題が、先週と同じ級なのか、実は少し難しいのか。感覚だけだと判断がつかない。しかも一度できた課題も、少し間が空くと登り方(ムーブ)を忘れてしまう。

「これ、前も同じところで落ちた気がする」

同じ壁で同じように落ちると、進んでいる実感がまったくない。だから、辞める。

記録をつけてみることにした

きっかけは単純で、ジムの常連さんが手帳に何か書き込んでいるのを見たからだ。

「何を書いてるんですか」と聞いたら、その日触った課題と結果をメモしているという。真似して、自分もスマホのメモにその日の内容を残すようにした。

最初は面倒に感じた。登った直後は疲れているし、正直それどころではない。だから欲張らず、書く項目を絞った。

項目 内容
日付とジム名 いつ、どこで登ったか
触った課題の級 2級、3級など
完登できたか できた/あと一歩/全く歯が立たない
次回へのメモ 気づいたムーブや課題番号

この程度なら、着替えながらでも入力できる。

記録があると、見えてくるもの

数週間分たまると、感覚では見えなかったことが見えてくる。

まず、挑戦した級の分布。「最近3級ばかり触ってる」と気づけば、あえて2級に挑戦する日を作れる。逆に、同じ級で足踏みしている期間が長ければ、それも一目でわかる。

もうひとつは、次回へのメモの価値だ。

「あの課題、右足を先に上げると届く」

こうした気づきを書いておくと、次に同じ課題に戻ったとき、ゼロからやり直さずに済む。ムーブを覚えていない状態と、ヒントが残っている状態では、上達の速度がまるで違う。

ジム選びにも記録が使える

通っているうちに、行くジムが増えることがある。壁のセット替えのタイミングで新しいジムを覗いてみたり、旅行先でボルダリングジムに寄ったり。

そんなとき、過去の記録を見返すと「このジムは傾斜がきつい課題が多かった」「あそこは初心者向けのセットが充実していた」と、ジムごとの傾向を思い出せる。

記憶だけに頼っていたら、こういう違いはすぐに曖昧になる。

続けられた理由は、たぶん記録だった

今のジムに通い始めて半年ほど経つ。最初に挫折したときと同じように、伸び悩む時期は何度もあった。

それでも今回は続いている。理由を挙げるなら、記録を見返せば「2ヶ月前は2級すら怪しかったのに、今は普通に登れている」と確認できるからだ。停滞している最中は気づけなくても、後から振り返ると、ちゃんと動いている。

記録は、成長を証明してくれるわけではない。ただ、忘れっぽい自分の代わりに、地味な積み重ねを覚えていてくれる。

それだけで、次のジムに行く理由になる。

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