コンセキラボ続けるをもっと気楽に。

使ったお金を記録したら、「そんなに使ってない」感覚のズレに気づいた

家計簿は面倒で続かないと思っていたが、1ヶ月間、金額とカテゴリと支払い方法だけを記録してみた実験レポート。「使った感覚」と実際の支出のズレ、無意識の出費パターンに気づいた記録を紹介します。

習慣化
2026年8月15日·3分で読めます

コンビニのレジで、缶コーヒーとサンドイッチのバーコードが続けてピッと鳴る。ICカードをタッチしながら、頭の中では「350円くらいだろう」と思っていた。画面に出た数字は480円。

「え、そんなにしたっけ」と思ったのは一瞬で、店を出る頃にはもう忘れていた。

この手の「一瞬だけ気になって、すぐ忘れる」を、1ヶ月分積み重ねたらどうなるのか。気になって記録してみることにした。

把握しているつもりだった

家賃や光熱費みたいな固定費は、金額まで正確に言える。でも「そのほかの出費」となると、途端にあやふやになる。

「今月はそんなに使ってない」という感覚は、たぶん正しい。でもその感覚は、レシートを見返さずに出している。給料日前に財布の中身が急に減っていて驚くことは何度もあったのに、そのたびに「たまたま出費が重なった」で片づけてきた。

本当に使っていないのか、それとも感覚のほうがずれているだけなのか。そこを確かめたかった。

記録した内容

1ヶ月間、毎日。項目は欲張らず、次の3つだけにした。

項目 記録方法
金額 数値
カテゴリ 食費/日用品/その他
支払い方法 現金/カード/電子マネー

用途をいちいち書こうとすると絶対に続かないので、メモ欄には触らない。買った直後にその場でタップして、金額とカテゴリを選ぶだけ。レジの前で店員を待たせない範囲で終わらせるのがルールだった。

出てきた数字

1ヶ月分を並べてみて、最初に驚いたのは合計額そのものより「回数」だった。

電子マネーでの少額決済が28回。1回あたりは平均400円台なのに、月間で見ると家賃の次に大きい支出項目になっていた。そんなに使っていない感覚の正体は、500円未満の買い物の積み重ねだった。

もうひとつ気づいたのは、出費のタイミングが特定のパターンに偏っていたこと。仕事帰り、駅の改札を出てから家に着くまでの間に、ほぼ毎日何かを買っていた。疲れている時間帯に、コンビニの明かりが目に入ると財布を開いてしまう。

使う金額を決めていたつもりが、実は場所と時間に流されていただけだったのか。

食費として計上していたものの半分近くが、空腹だからではなく、なんとなく手が伸びただけの買い物だった。

続けるコツは、絞りすぎないこと

最初はカテゴリを10種類近く作ろうとした。食費、外食、日用品、交際費、趣味……。買った瞬間にどれに当てはまるか迷って、結局その日の記録を諦めたことが何度かあった。

カテゴリを3つまで減らしたら、迷う時間がなくなった。会計が終わってから財布をしまうまでの間に、記録も終わっている。10秒あれば十分だった。

逆に、カテゴリを1つにまとめてしまうと今度は「何にいくら」が消えてしまい、駅前での出費が多いという発見にはたどり着けなかった。絞りすぎても、広げすぎても見えなくなるものが変わる。ちょうどいい粒度を探るのに、最初の1週間はかかった。


家計簿というほど大げさなものは作っていない。財布から出ていくお金を、数字とタップだけで積み上げただけだ。それでも「使った感覚」と「実際に使った金額」の間に、思っていたよりずっと大きな差があるとわかった。

コンセキで記録を続けているうちに、なんとなくの感覚を数字で答え合わせする癖がついてきた。

今月、自分がどこで一番お金を使ったか、正確に言えますか。

この記事をシェア

Next Step

コンセキで記録を始めよう

選ぶだけ、10秒で完了。毎日の記録が「気づき」に変わります。