もうすぐ、あの季節がくる
5月の終わり。まだ空は明るいけれど、天気予報には少しずつ傘のマークが増えてきた。
来月になれば梅雨入りだ。
毎年この時期、なんとなく身構えてしまう人は多い。雨そのものより、雨が来る前後の体の重さ。朝起きても疲れが抜けない、頭がぼんやりする、やる気が出ない。理由はよくわからないけど、とにかくだるい。
「気のせいかな」で片付けてきたあの感じ。今年はちょっとだけ向き合ってみませんか。
なぜ梅雨どきはだるくなるのか
梅雨の不調は気のせいではないらしい。
雨が近づくと気圧が下がる。気圧の変化は自律神経に影響して、だるさや頭痛、気分の落ち込みにつながると言われている。いわゆる気象病とか天気痛と呼ばれるもの。
やっかいなのは、これが人によって出方が違うこと。雨の前日にくる人もいれば、当日に重くなる人もいる。頭痛として出る人、ただただ眠い人、なぜかイライラする人。
つまり、世間一般の対処法をそのまま当てはめても、自分にハマるとは限らない。自分のだるさが「いつ、どんなふうに」来るのかは、自分にしかわからない。
だから、今のうちに記録を始める
ここで提案したいのが、梅雨入り前の今から記録を始めること。
不調が本格化してから「記録しよう」と思っても、だるいときに新しいことを始めるのはしんどい。それに、比べる対象がないと「いつもより重い」のかどうかも判断できない。
調子がまだいい今のうちに、ふだんの自分を記録しておく。そうすると梅雨が来たとき、「あ、いつもよりだるさが2段階上がってる」みたいに変化が見える。
記録するのは、こんなところで十分。
- その日のだるさ(5段階くらいで)
- 気分(良い・普通・どんより)
- 天気か気圧
天気は記録しなくても後からわかる、という考え方もある。だるさと気分だけ毎日つけておいて、あとで天気予報のアーカイブと照らし合わせる手もある。気楽にいきたい人はこれくらいで。
雨の日を、ちょっとだけ味方にする
記録がたまってくると、おもしろいことが起きる。
「明日は雨。ということは、今年の傾向だと自分は前日の夕方からだるくなるはず」と、先回りできるようになる。
予測できると、心の準備ができる。大事な予定を雨の前後に入れないとか、その日は早めに切り上げるとか。だるさそのものは消えなくても、振り回され方がずいぶん変わる。
梅雨を「耐える期間」じゃなくて「自分の体のクセを観察できる期間」だと思えると、少しだけ気が楽になる。雨の日が、データをくれる日になる。
来年の自分が、今年の記録に助けられる
梅雨は毎年やってくる。
今年つけた記録は、来年の自分への手紙みたいなものになる。「去年の梅雨はこんな感じだった」「あの対処は効いた」というメモがあるだけで、来年は身構えすぎずに済む。
記録というと続けるのが大変そうだけど、選択肢を選ぶだけ・数字を選ぶだけなら10秒で終わる。コンセキはそういう「だるい日でも押せる」記録のために作ったアプリで、だるさを5段階で選んで、気分を選ぶ、それだけ。文章を書く元気がない日でも続けられる。
続けるうちに、雨と自分の体の関係が、ぼんやりとした不安から「知っているパターン」に変わっていく。
梅雨入りまで、あと少し。
今年の雨は、ちょっと観察してみる年にしてみるのもいい。だるさの正体が見えてくると、雨の見え方も少し変わってくるはずだ。
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